母親との関係

母親の干渉にイライラが止まらない本当の理由。

こんにちわ。
寄り添いの看護師カウンセラー大野純子です。

私に最近起こった出来事をシェアさせてください。

母親にイライラが止まらない

お友達のお祝い事があって、親に我が家にきてもらい、子ども二人を預けてお出かけをしました。
夜の21時前に帰ってきたのですが、もう仕事帰りの旦那さんもいるのに、まだ親が家にいました。

私が帰ってからも、まだ帰る様子がなく、里芋の皮を剥き始めた・・・

「もういいよ。ありがとね。」と言いながら、キッチンの棚をみると、またアレコレと買ってきた、食材や、調味料類があふれている・・・
自分が必要だと思えないものが増えていくのって、ストレスです。

これにイラっとしてしまって、母に、
「あれこれ買ってくるから、もう引き出しがパンパンだよ。」と言うと、母親からは、「お菓子を買うのをやめなさい。」の返答。

全く返事になっていない・・・

これ、先に嫌味を言ったのは、私です。
そこに、母は参戦して、嫌味返しをしてきたのです。

苛立ちとともに、母だって良かれと思って気にかけてくれているのに・・・という罪悪感も湧いてきて、内側がぐちゃぐちゃになりました。

苛立ちを押し殺して、「ありがとう。」と言って、帰りを見送る自分にも嫌気がさしたりして、久しぶりにざわついてしまったのです。

私に巻き起こった感情

たった、すぐに帰らない。あれこれ買ってきた。というだけの出来事なのに。
でも、たったこれだけのことで、感情をかき乱されてしまう。

このほんのちょっとだけれど、押し殺した自分の感情を無視しないことがカウンセラーとしての私の在り方です。

母の干渉にイライラする。という出来事は、笑み育ワークシートを用いてセルフカウンセリングをしていきます。

私に巻き起こった感情は、<怒り>でした。
胸元が、グッとくるような苛立ちと、ムカムカを感じとりました。
その時は、怒りしか感じられなかったけれど、怒りが噴出した理由は、その下に悲しみがあったからだとじんわりと感じることができました。

私の思考パターン

あの時、母を前にして私の思考はフル稼働していました。

どんなことを考えていたかというと、

早く帰ってよ。
いつまでいるのよ。
なんで気を遣えないのよ。
気が遣えない人間はダメだ。
嫌な思いをさせないで。
偉そうにしないで。
干渉しないで!
私を放っておいて!
私の気持ちを分かってよ。
私の気持ちを分かろうとしない!

etc・・・

感情が動いた時に、同時に思考も動くのですが、その量は原稿用紙3枚分とも言われています。

出せるだけ、書き出していきます。

そして、自分の思考のクセを確認します。
思考の一つ一つに、その考え方を身につけた過去の自分がいます。

今回の件で一番私を傷つけたのは、<私の気持ちは分かろうとしてもらえない>という思考でした。

今の感情と思考パターンを、過去と結びつける

私にとって、この思考を強化した一番の出来事は、17歳の高校生の頃、進路を決める際、母に言われたこの一言でした。

『看護師になりなさい。』

母は看護師ですが、残念ながら私はそれまで一度も、看護師になりたいと思ったことがありませんでした。

この時は、私は人生で初めて母に「NO」を伝えたのです。

『看護師にはなりたくない。』

この答えに対して、母は「NO」と言いました。

「ダメです。看護師になりなさい。将来、夫がリストラにあっても看護師なら食べていける。」

17歳の私に、その理由はなんの魅力も納得もありませんでした。

17歳の私は、
『どうせ私の気持ちなんてどうでもいいんだ。黙っていうことを聞くしかない。』
と、言葉も涙も飲み込んだのです。
その時受け取った感情は、悲しみでした。

17歳の私は、本当は、

なんで私の気持ちを聞いてくれないの?
なぜ押し付けるの?
なぜ、分かろうとしないの?
私はあんたの所有物じゃない!!
私の人生に干渉しないで!!
放っておいて!!

と、言いたかった。

17歳の私は、本当は、本当は、

分かってほしい。聞いてほしい。見守ってほしい。
私に対して安心してほしい。
と願っていた。

「あなたの選択は、何一つ間違っていないよ」
ただ、そう言って欲しかった。

私の中の思い込み

私は、
干渉される=信頼されていない
と、無意識に感じるようになりました。

そして、
私は安心させられない人間だ。
私は信頼されない人間だ。

そんな私は、存在価値がない。

という、思い込みをしっかりと、握りしめてしまったのです。

けれど、この思い込みは真実ではありません。

私にとって、大切なことは、安心と信頼を外側に求めることではありませんでした。

自分が自分のことを、誰よりも安心させてあげられて、自分を誰よりも信頼することなのです。

私の中の真実

私はすでに、安心と信頼で満ち溢れています。

たとえ、誰かが私を信頼しなかったとしても、たとえ誰かを安心させられなかったとしても、私は私を見捨てない。

この真実を握り直します。

私が母親の干渉にイライラしていた理由は、母から信頼されていないという悲しみを今も抱えていたからでした。

ただ、母からの信頼を求めていたのです。
ここに気づくと、イライラしていた自分のことも、許してあげることができます。

まだまだ、子どもですね。笑

そう思えるまで、自分と向き合えると、次に母に会うときにしこりを残すことがありません。
早速、明日また子ども達を見てもらいます。笑

帰らない=信頼されていない。
物をたくさん買ってくる=信頼されていない。

こうやってみると、到底勘違いだとわかりますが、多くの人の無意識の中で、同じようなことが起こっています。

インナーチャイルドという存在

いつも、感情が私の本当の願いを教えてくれます。
感情は、まさにインナーチャイルドです。
感情とは、小さな頃の私なのです。

あなたのインナーチャイルドは、何を教えてくれますか?

感情的になりやすい人は、ぜひ笑み育カウンセリングを取り入れてみてくださいね。

自分の本心と出会うことができますよ。

ち・な・み・に、看護師になってよかったでーす^^