自分との関係

自分の本当の気持ちを知って軽やかに生きるための4つの質問

あなたの本当の気持ちはなんですか?

あなたの本当の気持ちはなんですか?

と聞かれた時に、自分の気持ち、本心、本音、願いをスッと言葉にできますか?

時と場合があるかもしれませんが、多くの人は自分の本音を自覚しないままに生きています。

  • 人間関係が難しいと感じる。
  • 大切な人とのコミュニケーションがうまく取れない。
  • 言いたいことを言うと反感を買うことがある。
  • 誤解されやすい。
  • 私の気持ちを伝えても、受け取られないと感じる。
  • ケンカ腰、言い合いになりやすい。

こんな経験がある方は記事を読み進めてみてくださいね^^

あなたが、『自分の気持ち』だと思って伝えていたことは、本当のあなたの気持ちではないかもしれない。

そのくらい、私たちは、家族の掟、社会のルール、建前やこうあるべき、こうあらねば、ああせねばを外側の世界から受け取って、『自分の考えや気持ち』を作り込んで生きています。
(詰め込みすぎて、私の気持ちって?分からなーい、、、になったりしちゃいますが、私の本当の気持ちは必ずあります。)

本音を伝えたつもりなのに、相手から受け取られないことほど悲しい体験はありません。

けれどそれは、あなたが悪いわけではなく、相手が悪いのでもなく、自分の本当の思いに気づいていないだけかもしれません。

気づくと、自分の言動が変わります^^

そうすると、相手の反応も変わりますよ。

純粋なあなたの本音は誰も傷つけないし、間違いなく愛されます♡

それを体感されたクライアントのAさんがセッション内容の公開を許可してくださったので、シェアさせていただきますね。

Aさんの例:『私はなめられる人間だ』という思い込み

Aさんは、看護師さんでお仕事をされながら小学生の娘さんを育てています。
帰宅が18時頃になるため、近所の義実家で娘さんは学校が終わってから待っていることになっていました。
近所のお友達のところへ行くことも増えてきていたため、前日Aさんは娘さんに、17時には帰ってくるよう話していたのです。
ところがです。この日は、18時に迎えに行くと義理の両親が慌てた様子で、娘さんがどこに行ったのか分からない状況でした。
Aさんが一番はじめ、何か危険なことに巻き込まれていないかと不安になり、娘が帰ってきていないことを事前に連絡してくれなかった義理の両親にモヤっとしました。
結局、娘さんは新しいお友達のお宅に遊びに行っていたことが分かり無事に帰ってきたのですが、徐々にAさんの怒りは高ぶり、自宅に戻った後、娘に怒りをぶつけて自分自身が家を飛び出るぐらい腹が立ってしまったのです。

この出来事を通して、私を手こずらせた娘さんは、私のことを『軽くみている』、連絡をくれなかった義理の両親は、私を『頼りにならない』と思っていると感じました。

そして、娘さんからも義理の両親からも「なめられている」扱いを受けていると感じていたのです。だからこそ、怒りが爆発してしまいました。

けれど、「軽くみられている」も、「頼りにならない」も「なめられている」も、Aさんの主観で真実ではありません。これこそが思い込みです。

思い込みとは、過去の出来事(特に幼少期)の中で、自分がどんな人間として扱われたのかを、自分の中で判断して決めてしまうことです。一度教訓にすると似たような出来事が起こるたびに、無自覚にこの主観を採用して自分を苦しめてしまうのです。

すでにAさんは、過去のどこかで『私はなめられるような人間なんだ』と受け取ってしまっていました。
(どんな主観のクセや教訓を持っているのかは、セッションの中で引き出していきます。特訓をすると自分でもセルフカウンセリングできるようになりますよ^^)

だからこそ『私はなめられる人間である』という感覚をAさんはよく味わっていて、人生のどのタイミングでも「なめてくる人」が現れて、なめられないように頑張る努力を繰り返されていました。

セッションの中では、

  • 自分は本当になめられていたのか。なめられるような人間なのかという問いを持ち、自分の中の誤解を解いていく。
  • この教訓を受け取るきっかけとなった過去の出来事を癒す。

これらに取り組んで、自分を『なめられる人間』として扱ってきたことを責めるのではなく、正すのでもなく、それを教訓としなければならなかった自分がいたことを知って、愛おしささえ感じていきます。

自分の本当の願いを自覚する

その行程を、Q & Aでみていきましょう^^

Q1.Aさんの中にあった要求はなんですか?

・娘に17時に帰ってきて欲しかった。
・私が話した意図が伝わっていて欲しかった。
・私のいうことを聞いて欲しかった。
・義父母にちゃんと早めに連絡して欲しかった。
・私を頼りにしてほしい。頼ってほしい。信頼して欲しかった。

 

Q2.Aさんの中にあった欲求はなんですか?

・自然体でいたい
・そのままの自分でいたい
・飾らず、無理をせずいたい
・一緒にいて楽しいと思いたい
・娘を喜ばせたい

 

Q3.それは、どんな状態でいたかったからですか?

・お互いに安心している状態でいたかったから。
・お互いが味方でいる状態でいたかったから。

 

Q4.もし、その状態でいられたとしたらどんな感覚ですか?

胸がほんわかする。

そう。これ!!胸がほんわかした時の温かみこそが、何よりAさんが人生の中で欲しかったものでした。

『ほんわかしたい』

これが、Aさんの本当の願いであり、本音です。

本当は、ただただほんわかしたいだけだった。
(「これだ!」と気づかれた時のAさんの表情がすごく安堵と優しさに満ちていました♡)

このことを自覚できると、もう出てきた要求なんてどうでも良くなって、自分がこの願いを自分に叶えてあげるためにどう行動するのか。したいのかが、スルスルと出てきます^^

多くの人は、要求を自分の本音だと思い、相手に伝えて玉砕します。
受け取られなくて悲しいし、要求を持つ自分を傲慢だと責めて自己嫌悪に陥ります。

でもね、
『ほんわかしたい』だけだったとか、可愛くないですか?
えぇ〜。そんな可愛い願いだったの?って思えると、なんだか自分が愛おしくなるし、何よりも自己信頼に繋がります。

自分の腹から出てきた願いは、人生のお守りになります。支えになります。

そして、思い出すたびに『ほんわか』した時の胸が温かくなる感覚を味わうと、その感覚を自然と味わう時間が増えていきます。

まさに、それが幸せの実感です^^

自分を満たすって、自分が一番安心できる感覚で満たしてあげることです。

その感覚を、いっぱいいっぱい自分に味あわせてあげていいのです。
もうすでに、感じる力があるのですから^^

目の前に、嫌な出来事や、不本意な出来事が起こった時は、自分の本当の気持ちを知るチャンスですよ。

自分の本当の気持ちは、何かを選択する時の判断基準にもなります。

例えば、お洋服を選ぶ時でも、安くて着回せて、洗濯崩れししないかどうかという損をしないための判断基準で選ぶか、どれが私をほんわかさせてくれる服なのかで選ぶかどうかでは、愛着度が変わってきますよね。

Aさんは、セッション当日のうちに娘さんとほんわかした時間を持ちたいという願いを叶えるための行動をされて、写真付きでご報告してくださいました^^

本当の気持ちを自覚すると、無理なく行動できる原動力になりますよ。

まとめ

4つの質問の過程

自分の中にある欲求、要求を出しまくる。

⬇︎

どんな状態でいたいから、その欲求や要求があるのかを出しまくる。

⬇︎

その状態を手に入れたら、自分がどんな感じ(感覚)になっているのかを言語化する。

これこそが、自分が本当は一番欲しいものであり、願いであり本音の源です。

自分の気持ちが自分では分からないと感じている人もいるかもしれません。
けれど、その人だけの気持ちや願いは、必ずあります。ないはずがないのです。

出てこない時は、誰かや何かの期待に応えるための気持ちを考え出そうとしている時です。

気持ちが『出てこない』ことこそが、答えですから^^

あなただけの、『私の本当の気持ち』を見つけてあげましょう。
心が軽やかになりますよ!

まずは、大野と一緒に見つけましょう^^

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