人って、期待せずにはいられない生き物だなぁと思います。
相手に対して期待をしてしまうことも、期待に応えたいと思うことも、至極当然のこと。
期待とは、人と人とをつながりを持っていくための手段であり、行動力を生むエネルギーって思います。
だから、期待したり、期待されたりって悪いことではありません。
けれど、相手の「期待に応えられたか」「期待に応えられなかったか」が判断基準になっていて、生きずらさを感じているなら、このブログを読み進めてくださいね。
期待をうまく使いこなすコツをお伝えしていきます。
私自身も、この生きずらさを持っていたんです^^
期待に応えられる確率
では、期待に応えられる確率ってどのくらいか知ってますか?
なんと、、、、、5%なんです。
相手が自分の期待に応えてくれる確率5%。
自分が相手の期待に応えられる確率も5%。
5%って、20回に1回くらいです。笑
大野が勝手に言ってることじゃなくて、心理学的な統計ですからご安心を^^
もし、いいえ!私は周りからの期待に80%くらい応えて生きているわ!!って、思う人がいたなら、期待に応えたいというあなたの期待を相手が察して、理解を示してくれているからこそかもしれません。
期待に応えられるうよう気を張り巡らせているとしたら、とっても疲れちゃっていませんか??
そして、自分の期待に応えてくれない人や、気にかけていない人をみると、すごくイライラしちゃったりしないかしら?
「気が利かないやつだ!」ってね。
私はこのパターンによくハマってしまっていました^^
期待って、依存心から生まれる側面もあると思うのです。
自分の願いを相手に叶えてもらおうってことだから。
そして、依存心は恐れからきています。
その恐れって、「私は愛されないかもしれない」という恐れです。
子供の頃、私たちは親に随分期待をかけられていますよね。
でも、期待に応えられる確率なんて、先ほどお伝えした通りそもそも5%でしょ?
その期待に応えられないかもしれない時、同時に親からの愛を失うかもしれないっていう恐れも手に入れてしまいます。
親からの愛を失うって子供にとっては、生死に絡むほどの恐怖なのです。これは、全然大げさなことではないんですよ。
だから、大きく言っちゃうと、人に期待する時、人の期待に応えたい時は、愛を欲しがっているっていうことになります^^
そして、子供の頃に期待に応えられない体験の中で「愛は失われるものなんだ」ってインストールしちゃうと、どれだけ期待に応えようとしても愛されないことへの恐れは手放せないし、もっと期待に応えなくっちゃって、キリがなくなってしまいます^^
もし、期待に関連した悩みを持っていたら、次の3つの方法を試してみてくださいね。
期待をうまく使いこなす3つの方法
①人の期待に応えたいんだぁって思う自分を自覚する。
「あ、また人の期待に応えようと頑張りすぎていたな。」て、気づいていくこと。
その時に、どんな感覚でいるかを感じ取ることに意識を向けて見てください。
疲弊感や緊張感を感じるのだとしたら、相手を喜ばせたいっていう気持ちを隠れ蓑にして、嫌われちゃうのが怖い。とか、気が利かないって思われるのが悲しい。とか、不快な感情思考が隠れていて、気が張り詰めているかもしれません。
でもね、その感情や思考を持っていることは何も悪いことではありません。
そんな自分でいることを責めずに、ただただ感じてあげてください。
②人の期待には応えられないものだって知っておく。
5%なら、20回に1回くらいが、そもそも普通だってこと。
だから、期待に応えられたら超ラッキーくらいに思ってください。
期待に応えられないことのほうが、むしろ自然なんです^^
③ちょっとずつ期待を裏切ってみる。
同じ状況で、毎回同じパターンの対応をしてみるんじゃなくて、普段と異なる言動を試してみてください。
そうすると、本当に期待をされていたのか。それとも、自分が勝手に期待されていると思い込んでいたのかが見えてきます。
もし、相手が期待に応えてくれないことに怒るとか、不機嫌になるとかネガティヴな反応したのだとしたら、相手のほうに依存心と恐れがあったということ。それはもう相手の問題で、期待に応えないあなたの問題じゃない。
この時には、自分が自分の期待に応えてあげてくださいね。
期待し合わない関係の方が、コミュニケーションは楽しくなりますよ。
期待の代わりに持つべきもの。
それは信頼です。
期待に応えられても、応えられなかったとしても、相手と自分には<つながり>があるっていう信頼。
信頼って、口で言うのは簡単だけど、すごく怖いものです。
私も、カウンセラーを始めた頃、クライアントさんの期待に応えられなかったらどうしようと、恐怖にかられてしまうことがありました。笑
失望されるのが怖かった。
でもね、大切なのは、クライアントさんの持っている力や可能性を信じることでした。
期待に応えたいって思ううちは、結局相手のためよりも、自分の評価を気にして、相手のことを思っているようで、自分のことばかり考えていたことに気づいたのです。
私は小さな頃から、母に沢山の期待をされていたように感じていました。
けれど期待に応えることは、自分の望みを押し殺すことだったから、期待に応えるフリをしたり反抗もよくしました。
その度に、「期待に応えられない私は愛されない」を握りしめたし、期待に応えたつもりでも母の期待を超えられる結果はいつも出せている気がせず(期待に応えられる確率は5%だからね。笑)「頑張っても頑張らなくても、期待には応えられないダメな人間だ」っていうインストールを自分にしてしまいました。
だから無自覚に、人と密接な関係を築くことを避けることで、「期待に応えられないダメな自分」から逃げていたのです。
けれど、母が本当に期待していたのは「私がただただ、幸せに生きる」ことでした。
そう思うと、もう十分母の5%の期待に応えちゃっているなぁって思います^^
最後に質問です。
『期待に応えられない自分はどんな自分ですか?』
もし、ネガティヴな感情や考え方が湧き上がってくるなら、笑み育カウンセリングをオススメします。
安心感の中で生きる体感を得て、「期待に応えても、応えなくても、今のままで私は十分に愛される」をインストールしましょう^^