クライアントさんの物語

息子の咳が不安でたまらない本当の理由 〜新型コロナウイルスから自分の心のクセを知る〜

咳が不安

 

不安な気持ちはどこからくるの?

クライアントのトモコさん(仮名)のお悩みは、新型コロナウイルスに関することでした。

今日の朝も、息子が咳をしている姿を見て、不安になってしまったのです。

不安になった理由は、コロナウイルスにかかる事による体の心配ではなく、<世間からどう思われるか>でした。

世間が気になるようになってしまったのには、きっかけがありました。
少し前に、ご自身の母親からこんな話を聞いたせいでした。

「トモコさんのお姉さんの会社に勤めている人の親戚がコロナウイルスにかかってしまい、ひどい嫌がらせを受けた」

この話を聞いた時、トモコさんは首と肩にグッと力が入り、「怖い!」という気持ちが湧いたのです。

そして、インナーチャイルド(子どもの頃の小さな自分)は、声が出ないほど怖がっていて、ショックで呆然としているイメージが出てきました。

この時、トモコさんは、母親、お姉さん、お姉さんの会社の人、お姉さんの会社の人の親戚の不安や恐れも、一緒に引き受けてしまったのです。

その一件があってから、息子がお風呂の後にすぐに服を着なかったり、少し咳をするだけでも不安で仕方なくなってしまいました。

そして、
*嫌がらせを受ける。
*周りの人に迷惑がられる。
*同じことが自分に起こったら、生きていけない。
*ここに住めなくなる。
*精神的な病気になりそう。
*生きていくのが嫌になる。
*子ども達は学校に行けなくなり、転校先でもコロナのことを言われる。

そんな考え方が頭をめぐるようになっていました。

そして、トモコさんが描いていた最悪のシナリオはこんな感じでした。
(ここからしばらくはトモコさんの想像です。)

最悪のシナリオ

息子の咳が続いたので病院に連れていったら新型コロナウイルスに感染していました。

息子の通う学童保育に連絡をすると、

「ええぇーーー・・・なんでコロナを拾ってきたの?大変なことになったじゃないですか!」

と指導員さんから責められます。

トモコさんは、リモートワークに切り替えたけれど、学童に預けた自分のことを責めました。

そして、娘さんの通う保育園にも報告の連絡をすると、

「当分来ないでください。」

と言われ、その後も優しくしてくれていた保育士さん達の態度が冷たくなりました。

治療が完了して家に帰ってくると、
家の外壁には落書きがされていました。

誹謗中傷でした。

やったのは、見た事も会った事もないネットを通してコロナウイルス感染を知った人たちでした。

その様子を見て、近所の人たちからも
「迷惑だ。こんな不便な思いをさせられていなくなればいいのに。」と噂されました。

そして、そんな状況から夫が荒れたのです。

家族にもモノを投げて暴れるようになりました。
自分が一番の被害者だと、家族を責めたのです。

息子や、娘も夫からの攻撃を受けて、おかしくなっていきます。

息子は、自分のせいでどうしよう。どうしようと不安と恐怖で、自分を責めてしまい死んでしまいました。

そして、娘さんは言うことを聞かずに、夫に殺されてしまいました。

トモコさんはいつも、夫を他人のように感じていました。

トモコさんにとって夫は、守ってくれる人ではなかったのです。

トモコさんはもう、自分も生きてはいけない、死んでしまうしかない状況に陥りました。

・・・・・
ここまでが、トモコさんの最悪の事態を想像してもらったシナリオです。

実は、こんな綿密な最悪のシナリオがトモコさんの頭にはあったのですが、トモコさん自身はこんな事まで自分が考えているとは無自覚でした。

自分でも話しながら、ここまで考えていたのかと、びっくりされていました。

新型コロナウイルスにかかるとトモコさんには<死>が待っていたのです。

この最悪のシナリオの中で、トモコさんが持っている<自分の設定>が見えてきました。

それは、
<私は守ってもらえる存在でいる価値がない>
です。

トモコさんは、指導員さんからも、保育士さんからも、近所の人からも、そして誰より身近な夫からも自分は守ってはもらえない存在なんだ。

そう、無意識の中で感じていたのです。

この価値観をトモコさんは小さな頃に獲得していました。

過去の出来事に遡ってみます。

自分の価値観を作り出した過去の出来事

小学校低学年だったトモコさん(ここからは小学生のトモコさんのことを、トモちゃんと呼びます。)はクラスの男の子に「バカ!バーーカ!」とバカにされ、家に帰ってから泣きながらお母さんに報告をしました。

お母さんから返ってきた言葉は、
「やられたらなり返しなさい!」でした。

お母さんは日頃から、
自分でなんとかしなさい。
自己責任よ。
相手は敵よ。
と言うメッセージをトモちゃんに伝えていました。

『何をいっても聞いてもらえない。無駄だ・・・
お母さんにとって私は他人なんだ。』

トモちゃんの悲しみは絶望に変わりました。

小さなトモちゃんは、本当はお母さんに、
「嫌だったよね。今からお母さんがその子を叱ってあげるから。その子のところに行こう。」
そう言って、自分のことを守ってほしかったのです。

けれど、お母さんの様子からトモちゃんが手に入れたのは

『私はどうでもいい存在だ。守ってもらえる存在ではない』

という価値観でした。

それはまさに、新型コロナウイルスの出来事を通して、夫に投影されていました。

夫との間に感じていた他人という感覚。

誰よりも身近なお母さんとの関係が他人だ。と感じた経験は、夫との関係性にも影響していたのです。

けれど、これは間違った思い込みです。

大人になった今も、トモコさんの中には小さなトモちゃんが悲しみと絶望の中にいたのです。

イメージワークで小さな私を癒す

大人のトモコさんが、今も悲しんでいる小さなトモちゃんに会いにいって抱きしめてあげます。

トモコさんは、小さなトモちゃんに声をかけました。

『もう、一人で戦わなくてもいいよ。私が守ってあげるから大丈夫。』

そうすると、小さなトモちゃんは「やっと、分かってもらえた・・・」と、安心して涙を流しました。

大人になった私たちが、モヤモヤしたり、イライラしたりする時には、必ず小さな頃の傷が反応しています。

今回のトモコさんの場合は、もう30年以上前の出来事でした。
誰にでも起こりうる、母と子の何気ない会話です。

そんな日常のよくあるような出来事の中から、トモコさんは「私は一人で戦わなければならない」という使命を自分に課してしまったのです。

そんな使命を自分に課したのは、

お母さんから愛されるためでした。
お母さんの期待に応えるためでした。

けれど、本当は守ってほしかったのです。
何かあれば、守ってもらえる安心感がほしかった。

コロナの影響で息子が咳をすると不安で仕方なくなってしまった本当の理由は、

『私のことを守って・・・!』

という、小さなトモちゃんの願いだったのです。

トモコさんは新しい真実を握り直します。

アファメーション

『私はいつも大切に守られている愛しい存在です。』

この真実があれば、たとえ新型コロナウイルスにかかったとしても、私はも守られているから大丈夫だと思える世界が待っています。

セッションの最後に、トモコさんは実は自分はすでに守られていたことに気づきます。

「大丈夫です。平気です。」って、受取拒否をしていたのです。
だって、『一人で戦う』って決めちゃっていたから。

一人で戦うことは<善>で、甘えること、守ってもらうことは<悪>という設定を自分の中で持ってしまっていただけだったから。

守ってもらいたいという願いがあるのに、守ってもらうことは悪と感じていたから、葛藤が起きて辛かったのです。

ここに気づけたら、こっちのもんです^^

トモコさんは、これからは「ありがとう。」と伝えることを自分で決めました^^

自分の中の設定を自分で変えていくのです。

旦那さんにも、ぜひ「私のこと、守ってね♡」と伝えてくださいね^^
ますます愛されちゃいますから!!

今回の新型コロナウイルスの影響で、想定の範囲がくずれて、不安や恐れの気持ちが沸き起こりやすくなっています。感じ取りやすい今だからこそ、自分の心と向き合ってみるチャンスだと感じています。

大野自身も、この期間に不安や悲しみを受け取りました。もがく時間はまぁまぁ苦しいのですが(笑)さらに自分に対する理解が深まり、どう在りたいのかを考える機会になりました^^

そして、新たなチャレンジをしていくきっかけになりました。

人生を変えるにはトレーニングが必要

気づくこと、自分を許すこと、新しい真実を握り直して、今までとは違った行動をとってみることで、人生は変わっていきます。

気づくこともトレーニング。

自分を許すこともトレーニング。

新しい真実の握るのもトレーニング。

行動を変えるのもトレーニングです!!笑

自分と向き合うことをトレーニングした先に、安心や人とのつながり、人生の喜びを今以上に受け取ることができますよ^^

その、トレーニングを全力でサポートします♡