寄り添いカウンセラーの大野純子です^^
あなたの上司はポンコツですか?
世の中にはたくさんいるのではないでしょうか。
ポンコツ系上司。
様々なタイプがいるとは思いますが、
*決断できない。
*責任がとれない。
この2点ができない上司をもった方に、今回のブログは捧げます♡
ポンコツ上司の特徴
ポンコツ上司は、『ぬかに釘』タイプです。
自分を否定されたり、非難されそうになると、すーーーーっと脇をすり抜けてどこかに行ってしまいます。
問題を誰か他の人にすり替えたりする。
これも本人は自覚なくやっているパターンが多いのです。
だから、何かを伝えても、伝えても、響かない。
そんなポンコツな上司を持つとなかなか大変です。
上司が決断できない、責任がとれない状態って、組織やチームが機能しないことを示します。
何かを成し遂げることが困難です。
団結力にも欠けます。
部下は、分かってもらえない!ないがしろにされていると感じて、不満が積もりやすく、離職率も高くなる。
問題も起こりやすく、長期化、慢性化します。
本来ならば不必要なところで、ものすごく労力を使い、疲弊してしまいます。
そんなところで、働きたくないですね。笑
多くの人が上司を選んで仕事をするという機会には恵まれませんから、苦労をされている方も多いのではないでしょうか。
働く時間って、人生にかける割合が大きいから、誰かに不満を持ったり、疲弊するのに使うのは、本当に勿体無い。
では、そんなあなたを悩ませるポンコツ上司について理解を深めていきましょう。
ポンコツ上司はなぜポンコツなのか。
一つ目のポイントなのですが、
そのポンコツ上司はあなたから見て、幸せそうでしょうか?不幸そうでしょうか?
いつもご機嫌で、幸せそうなポンコツ上司なら、存分にポンコツでいてもらって、いっぱい助けてあげてください。
ポンコツでいることによって、周りに貢献できる人です。
ポンコツでいることが役割になります。
問題は、不幸せそうなポンコツ上司です。
イライラしやすかったり、不機嫌だったり、元気がなかったり、落ち込みやすい。
組織を管理する人のメンタリティって、すごく影響をするから下で働く人はツライですよね。
では、その上司はなぜ不幸せなポンコツになってしまったのでしょうか?
ポンコツであるってことは、ポンコツになるだけの理由があります。
その理由を一言でいうと、その上司は<自分が愛される価値がある>と思えていません。
自分を価値なし人間扱いしていることになります。
多くの場合は、無自覚なのですが、すっかり生き様に現れてしまいます。
何かを決断するのって、自分との信頼関係がなけれはできないからです。
責任を取るって、相手との信頼関係がないとできないからです。
誰かから、信頼されるに足る人間だと、自分のことを思えていないのです。
誰よりも、自分を信頼していないのです。
では、なぜポンコツ上司は、自分との信頼を育むことができなかったのでしょうか。
これは、子どもの頃からの積み重ねです。
小さな頃、
「これがやりたい。」と言った時に、親から否定されたり、非難されたかもしれません。
自分のことなのに、決定権はいつも自分になくて、親の言いなりになるしかなかったかもしれません。
失敗すると、ひどく怒られたかもしれません。
周りの人や環境の中で、自分は愛される価値があると感じることができる経験が、圧倒的に少なかった。
自分のどんな選択も気持ちも、信じてもらえる経験が圧倒的に少なかった。
決断せず、責任を取らないことで、生き延びてきたのです。
小さかったから、その方法しか見出せなかったのです。
そして、小さい頃に身につけた方法を、大人になった今も変えられないままなのです。
子どもの頃は、親から愛されるためにその手段が必要だったかもしれません。
しかし、大人になった今は、有効ではありません。
むしろ、弊害です。生きづらさになります。
自分のことを価値がないと無意識で思っているからこそ、とてもじゃないけど価値を生み出す<決断や責任>を持つことができないのです。
自己効力感を育ててこられなかったのです。
上司がポンコツなのは、<自分は愛されない>って思っているからです。
実は、誰よりも自分のことを責めています。
誰よりも自分を責めているからこそ、人から責められるのが怖くて、怖くて、決断するのを恐れ、責任を取ることに怯えているのです。
本当は怖くて、怯えてるだけなのに、平気なふりをしたり、だれかのせいにしちゃうから、もれなく周りからの信頼を失ってしまうのです。
なんと、不器用な生き方でしょう。
なんだか、ちょっと切なくなりますか?
ポンコツな上司に愛おしさを感じましたか?
やっぱり、許せん!!って思いますか?
では、そんな上司が、決断できるようになったり、責任を取れるようになるにはどうしたらいいでしょうか?
ポンコツ上司は変われるか?
そうです。
自分は愛されている。必要とされる、いてもいい存在なんだ!!って思えることです。
根拠なく自分の存在価値を信じられるようになると、その時は最善だと思った決断が間違っていたとしても、責任がうまく取れなかったとしても、それでも、自分と仲間を信じてとった行動は、何も悪くなかった。
そう思える力を育むことができます。
その力は、行動力を生みます。
判断力と、決断力を研ぎ澄ましていくことができます。
仲間との結束を高めます。
あなたも、愛されたいと思いませんか?
誰かから、必要とされたいと思いませんか?
いてもいい存在だって感じたいと思いませんか?
誰もが、その気持ちを持っています。
目に見える問題は違っても、根っこはみんな一緒です。
残念ながら、他人を変えることができません。
自分でしか自分を変えられないのです。
けれど、自分が変わると周りの景色が変わります。
そのポンコツ上司も実は、率直に人と向き合いたいと思っています。
ここまで読んでくださったあなたが部下なら、その上司は幸せでしょう。
人との向き合い方を変えたいときは、自分との向き合い方を変えるチャンスですよ。
笑み育カウンセリングは、組織の人間関係改善にも力を発揮します。
質問です。
*あなたのポンコツ上司は、本当はどんな人だと思いますか?
*明日から、あなたは何ができますか?