自分との関係

すぐにイライラして自分を責めてしまう人が寛容力をあげるコツ

こんにちわ。大野純子です^^

イライラして、不機嫌でいるってとっても不愉快です。
全然気分が良くない。

けれど、子どもや旦那さん、あの人、あのモノ、あの事に、イライラしてしまう時ってある。

けれど、イライラしたくない。

イライラする自分にも嫌気がさして、自分を責めてしまう。

そんな時に必要な『寛容力』を自分の中に育んでいきましょう。

そもそもイライラっていけないこと??

世の中には『イライラすることはいけないことだ』という常識があります。

私もずっとその考え方を採用してきたし、
そりゃそうだ。イライラしちゃいけないよねって、思う方は多いと思います。

イライラしてしまった自分を感じると、そんな自分をさらに責めて、不機嫌で不愉快な状態がやめられない事態に突入します。

簡単にイライラしてしまう自分が、何より許せない。

そして、「こんな私はダメな私」を積み重ねていきます。

これって、すごく苦痛。

そもそもなんですが、
そもそもですよ。

イライラすることがいけない理由ってなんでしょうか?

イライラって、感情でいうと<怒り>に当たるのですが、
怒っちゃいけない理由ってなんでしょうか?

私がイライラすると、私にどんなことが起こりますか?

私がイライラすると、周りにどんなことが起こりますか?

イライラしていたら、どうなっちゃうんでしょうか?

ここに、イライラすることへの大きな怯えが潜んでいます^^

これは、子どもの頃に受け取った怯えです。

赤ちゃんだった頃は、お腹が空けば不機嫌になって泣いたし、欲しいおやつを買ってもらえないと、スーパーで怒りながら地団駄だって踏んだ。

そんな経験はありませんでしたか?

子どもって、結構簡単に不機嫌になるでしょう?笑

快の感情も、不快の感情も豊かに表現して生きていたのに、いつから怒ることやイライラすることを禁止するようになったでしょうか?

子どもの頃、怒ったり、イライラしたり、ふくれたりしたら、誰が、どんな反応をしたでしょうか?

何を言われたのでしょうか?

その時、あなたは何を感じたでしょうか?

その時、あなたが受け取ったものは、今もあなたの信念となってイライラと結びついています。

もしかしたら、怒りの感情を表現すると、
親や身近な人から、

そんなことで怒らないの!
ぐずっていると、置いていくよ!
お姉ちゃんなのに、優しくしなさい!!
愛想がないね。
可愛げがない。
イライラする子にはお菓子はあげません。

とかなんとか、言われたかもしれません。

自由に怒ったり、苛立つことを許してもらえなかったり、
脅されたりしたことがあったかもしれません。

もしくは、イライラを表現する自分を見て、
お母さんの悲しそうだったり、困ってた姿を見たかもしれません。

自分自身を否定されたように感じたかもしれません。

そんな日常の些細な出来事の繰り返しの中で、
怒ったり、イライラする『私は悪い子だ』を握りしめていきます。

そして、怒りやイライラを感じるたびに、自分の中で罪悪感を募らせていくのです。

子どもの頃、イライラしたのにだって理由があったはずです。

ちゃんと理由があった。
必ず理由があった。

もっと、遊びたかった。
もっと、お菓子を食べたかった。
こういうやり方は嫌だった。
自分でやりたかった。
もっと、かまって欲しかった。

大人から見たら、他愛もない理由。

だけれど、必ず理由があって、その理由に悪いものなんてなかった。

けれど、怒りを表現する自分を、『悪い子だ』と決めてしまった。
信じてしまった。

 

その理由を知ってもらえないまま、イライラすることを禁止された経験が、否定されたと感じた経験が、誰かを悲しませた経験が、今もイライラする度にあなたを責めるのです。

 

もうすでに自分のことを「悪い子」と決めてしまっているので、イライラする度に、「あぁ私はイライラをコントロールすることもできないダメな人間ね。」と責めます。

人は自分の持っている信念を証明する習性があるので、たとえ間違った信念でも証明しようとします。

なので、「悪い子」であることを証明するために、イライラする自分を作り出してしまうことすらあるんですよ。笑 ガクブル!

もし世界が『人間ならイライラするべし』っていう考え方を採用していたら?

もし子どもの頃から、

イライラするのなんて人間なら当たり前で、イライラするのにだって理由があるでしょ?

っていう優しい世界に自分が住んでいたとしたら、どうでしょう?

たとえ、イライラしてても許してもらえるし、理由も聞いてもらえて、否定されない。

周りの人も勝手に傷つかないし、イライラは自分だけのもので、好きなだけイライラできたとしたら?

あれ?そもそもイライラすることなくない?
なんていう世界です。

その世界は自分で作ることができます。

イライラしてしまったとしても、その理由に悪いものは一切ない。
私はそう言い切ることができます。

イライラしたことがいいか悪いかよりも大切なこと。

 

なぜあなたがイライラしなければならなかったのか。

イライラすることで何を守ろうとしていたのか。

あなたが大切にしたかったものは何なのか。

最近あったイライラする出来事を思い出しながら、この3つの質問に答えてみてくださいね。

 

私もちょうど今、イライラっときたところなんです。笑

息子が夕飯の冷しゃぶをクチャクチャしながら食べてました。私、苦手な咀嚼(そしゃく)音があるんです^^

なぜかというと、子どもの頃に母親から、ご飯を食べている度に、

「口を閉じて食べなさい!クチャクチャ言わせないの。そんな食べ方は嫌われるよ。出っ歯になるよ!」って怒られて、脅されていました。

怒られながら食べるなんて安心していられなかったし、怒られる自分はダメな子だと思っていました。

そして、『音は立てて食べない』という信念を握りました。

一見常識的な信念のようにも感じますが、裏を返せば『口を開けて食べれば嫌われてブサイクになる』というなんだかおかしな理由の信念です。この信念には恐怖が引っ付いています。

「息子に、その音がお母さんは苦手なんだよね。」と伝えたら、「じゃあ、僕が食べている間、向こうに行ってたら?」という提案をもらったので、食べ終わるまで離れていました。笑

私が守りたかったのは、子どもの頃に受け取った「音を立てて食べない」という信念です。

その、信念を守ることが母への愛情表現でした。

そして、息子が嫌われたり、出っ歯になってブサイクになっちゃうことを無意識にものすごく恐れたのです。

そのシグナルが、イライラという感情でした。

イライラしちゃったけど、理由に気づけると安心します。

イライラした時に、イライラしているダメな自分にフォーカスを当てるのではなく、

「イライラしてしまうのにはどんな理由があったの?」

と、優しく自分に聞いてみてください。

イライラすることを責めるのではなく、理解する世界は自分で作れます。

イライラすることに対する自分の捉え方を変えるだけで、ずっとずっと楽になります。

 

イライラする自分に対して、自分が一番の理解者になることが、イライラを手離す方法ですよ。

それは、自分が誰よりも自分に寛容になるということです♡

世界で一番の自分の味方に、自分がなっていいんです。

 

そのお手伝いを大野純子がいたします^^