自分との関係

毎日だるい原因は?慢性疲労を緩和する心と身体4つの処方箋

いつも疲れています。休んでも疲れが取れません。
たいして何も、頑張ってはいないんです。
イライラしたり、焦ってばかりいます。
そんなふうに感じてみえる方に今日の記事を贈ります^^

身体のしんどさや疲労感が抜けないと辛いですよね。

仕事に、家事、育児、働く女性の役割は本当に多い。疲れて当然の状況があります。

労働は、肉体労働と頭脳労働、そして感情労働に分けることができます。
「感情」を使って人に接するサービス業や医療・介護、営業職の方は特にストレスをためやすく疲労しやすい。
その上、仕事が終わってからも家庭でやるべきことが山積みだと気が休まる暇がありません。
(本当に毎日お疲れ様です!)

まずはチェックしてみてください^^

疲労度チェック

 

□漠然とした不安を感じやすい

□いつもそわそわ落ち着かず、焦りやすい

□休みの日は疲れ切って何もできない

□人に会った後はぐったりしてしまう

□エナジードリンクによく頼る

□肩こりや頭痛持ちである

□いつもあれこれ考えを巡らせながら次に何をするか考えている

□イライラすることが多い

□物事を悪い方向に考えて落ち込みやすい

□自分はHSP(繊細さん)だと感じている

一つでも当てはまったら、読みすすめてくださいね^^

身体と心のつながりについてもふまえながら、疲れを楽にする4つの方法をお伝えしていきます。

4つの処方箋

 

処方箋1 休息を死守しよう

疲れているときは、まずは休息をとることが大切です。

寝る。に限るのです^^

とにかく、ちゃんと寝る時間は確保する。
睡眠をとるのって、誰のためでもない自分のためです。
寝ているときだけは、完全に自分は自分のだけのものです。
何よりも自分を労わる時間です。

睡眠は最大の自己愛です。

だからこそ、睡眠を確保する為の努力は惜しまなくていいですよ^^

けれど、寝ても、体を休めてもだるさがとれない。くたびれてる。元気がでない状態だとしたら、原因は『気を張っている』せいかもしれません。

気を張っている人はとても疲れやすいです。四六時中くたびれています。
なぜなら、気が張っている状態って、身体は緊張しているからです。

では、気が張っているってどんな状態かというと、『不安』を感じている状態です。
安心が足りていない状態なのです。

ところがなのですが。

気が張っていることにも、不安を常に感じていることにも自覚がないまま生きている人はすごく多いんです!
あまりにも小さな頃からその状態で生きてきているので気づけない。

身体のサインはとても大切です。

大野は、慢性疲労の大きな原因は『不安』だと思っています。

気が張っていて不安な精神状態のときには、身体にはずっと力が入っています。
身体が緊張している状態は、神系経に大きな負担がかかります。
自律神経系である交感神経が高ぶっている状態だからです。

自律神経はすべての内臓を通っており、心臓と全身の血管、内臓の活動を調整しています。

不安によって微細な緊張がかかり続け、交感神経がやたら刺激され興奮状態にあるのだとしたら、内臓に負担がかかるのは想像できますね。クタクタになるのも当然です。

そして、人は交感神経を高ぶらせたまま生きていくことはできません。生命の危機となると身体が判断すると強制的に副交感神経(背側迷走神経系)にスイッチを切り替えます。

普段、緩やかに切り替わる場合は休息や消化の役割を果たしてくれる副交感神経(背側迷走神経)ですが、危機を察知すると生命を維持することだけを目的にして、あらゆる活動を低下させます。低エネルギー、省エネモードです。

これが俗にいう『鬱』状態です。引きこもりもそうですね。
もう、身も心も動けない状態になるのは、自律神経が大きく関わっています。

これこそが、生き残り戦略なのです。

交感神経が高ぶり続けているから疲労状態にあるのに、疲れがとれないからとエナジードリンクを頼っても、その作用はさらに交感神経を優位にする成分を含んでいます。
一瞬は効果を感じても、後から余計にぐったりしてしまう場合もあるので気をつけてくださいね^^

 

処方箋2 気の張りと、不安に気付こう

実は私たちは、自分の持っている思考、感覚のクセによって、どれだけでも気を張ったり、不安になることができます。

例えば、

子どもが風邪を引いていて「ゴホンッ。ゴホンッ。」と咳する声が聞こえます。
その度に「大丈夫かな。ひどくならないかな。苦しくないかな。」っと、胸がキュっとなってお腹がグーーと重くなるのを感じます。肩から肩甲骨のあたりに力が入っているのも感じます。心臓の鼓動も早くなっているのを感じます。

この不安や最悪の事態の想定が、交感神経優位な状態を作り出します。
母親だと、子どもを通した不安は持ちやすいですよね。
交感神経の働きは、いざとなった時に『戦う・逃げる』ことができるエネルギーになります。
この場合だと、看病をする、病院に連れていくなどの活動の気力になってくれます。

不安は活動のエネルギーになるのです。

日常の中に不安のタネは沢山あります。
朝、目が覚めた瞬間に、「朝ごはん準備しなくっちゃ。。。」と朝の段取りを想像して、体に力が入る。

子どもを登校の時間に遅れないように準備させなくっちゃ。

忘れ物がないように確認しなくっちゃ。

仕事に遅れないように何時までに家を出なくっちゃ。

今日の夕飯を考えなくっちゃ。

部屋を片づけなくっちゃ。

用事を済ませておかなくちゃ。

買い物に行かなくちゃ。

今日も1日問題なくみんなが過ごせるように、先回りしながらお世話をする。
1日に何度も時間を確認する。

日々の行動の裏に、やらなければならないという漠然とした恐怖感があるのだとしたら、不安と交感神経を使って人生を回すクセがついているかもしれません。

毎日当たり前のようにやってきた行動の中に『気』を張って、『気』を遣うことが山ほどあるのです。

ほんの、ほんの小さな気の張り、不安を私たちは何度も何度も繰り返し味わっています。

家にいても、家族といても、一人でいても、何かに追われて、体は横になっていても常に考え込んでいたり、焦っているのだとしたら、安らげず、交感神経は高ぶり続け、肉体に影響を与えます。

まずは、私は知らないうちに気を張っていたんだ!いつも、焦りながら生きていたんだ。不安だったんだ。と自覚しましょう。

そして、そんな自分をよくがんばってきたねって労ってあげましょう。

処方箋3 気を緩めよう。

心身の不調を改善するためには、気を緩めること、安心するってことが重要です。では、どうしたら良いの?ってなりますよね^^

ずっと、気を張って緊張して不安を抱えて生きてきたのには理由があるし、不安になっても安心に戻れるメンタルサポートを大野は得意としていますが、今回はそれはおいといて、手っ取り早く体感する方法を2つお伝えしますね!

心を緩めるためにまずすることは

体の脱力です!!

先に身体を緩めちゃおう!ってことです^^
それだけで、自律神経の働きが切り替わります。

ゴロンと仰向けに横になって、全身のあらゆる力を抜いてボーーーーーっとします。

人って何か考えているときって、必ず身体のどこかに力が入ります。

力を抜くことに意識を向けると、思考が使えなくなります。

考え込みすぎちゃう人にオススメです^^

そして、自分の身体の感覚を感じとってみましょう。

やってみると力が入りやすい場所、力を抜こうとしても抜けない場所があることに気づけるかもしれません^^

身体の力を抜くことも、徐々に慣れて、上手になっていきますよ。

 

処方箋4 胸を温めよう

人は、大切な人とのスキンシップや、会話、アイコンタクトで幸せホルモンであるオキシトシンが脳内から分泌されます。この時に、胸の辺りに温かみを感じて、実際に体温も上がります。

人が安心する時って、身体がどんな反応をするか感じたことはありますか?

ホッとする〜

幸せ〜

ほんわかする〜

みたいな安心感を感じる時、胸のあたりがホッと温かくなるような感覚がありますよね。

この感覚がすごく大事なんです!

その感覚を自分に、先取り疑似体験させてあげるのです。

身体の前面には、副交感神経の中でも「人とのつながりを育む」腹側迷走神経系が通っています。

『温かさを感じる感覚』を積み重ねていくことで、安心感を感じ取りやすい身体になっていきます。

入浴などで全身を温めるのではなく、心臓や肺が位置する辺りをカイロやホットパックなどで局所的に温めるのがポイントです^^

 

まとめ

 

  1. まずは寝る。寝るは自分だけの為の時間です。
  2. 気の張りや不安があることに気づいて、自分を労う。
  3. 全身脱力してボーーーっとする。
  4. 心臓や肺の辺りだけを温めて、『安心感』を疑似体験する。

ぜひやってみてくださいね^^

そもそも、自分が疲れていることに自覚がない人も世の中にはたくさんいます。疲れを自覚できていること自体がすごいことなんですよ^^

今日もご自愛しましょうね♡