今日は感情についてのお話し。
カウンセリングに来られる方は、それぞれ問題を抱えています。
ではその問題をどこが作り出しているかというと、自分の感情と主観(考え方)です。
ということは、簡単に言っちゃえば、この二つ(自分の感情と主観)の取り扱いを変えちゃうと、今まで問題だったことが問題じゃなくなるということ^^
特に、自分の感情の取り扱いについて、多くの人が知る機会がないまま大人になっています。
(大野なんて、感情ってなに?って感じでした。でも、本当は感情がめちゃんこ大事!)
生まれた時から、感情と共に生きているのにね^^
常に感じているのに、感情を押し殺していると褒められた人の方が多いです。
今日はどんなふうにに扱ってあげると、自分の感情と仲良くなれるのかについてお話ししたいと思います。
Aさんのお悩み
Aさんは、年少さんの娘さんに度々腹が立ってしまい、怒ってばかりいる自分が嫌で仕方がありません。
怒られてばかりいる娘の将来も不安だし、それなのに怒ることをやめられない自分のことも責めてばかりいます。
自分のことが許せなくて、まずは自分を責めることをやめましょうと言われても、どうにもやめられなくて苦しい。
そんなお悩みを持っています。
頭では、怒りたくない。怒ってはいけない。怒ってしまうと罪悪感でいっぱいになるのに、子供を目の前にすると、怒りのコントロールがきかず怒鳴ってしまう。嫌味を言ってしまう。という悪循環の繰り返し。
穏やかで優しいお母さんでいたい気持ちがあるのに、そういられない自分が嫌で仕方ありません。
母親業を営んでいる人ならば、この気持ちは誰もが感じたことがあるはずです。
子供を目の前にすると、感情のコントロールが効かなくなる。
愛すべきはずの相手だからこそ、自分がそうでしかいられないのは辛い。。。
(大野も、大人気なく怒ってしまう自分を責めてきた人間だから、この苦しさは痛いほど分かります^^)
理性では怒ってはいけないと自制しているのに、いざとなると感情的になってしまうのでしょうか?
やめたくても、やめられない、、、、理性ではどうにもならないのは、、、
なぜかというと、、、、
感情って4歳児と一緒なんです!
(なんです〜!)
インナーチャイルドって4.5歳くらいまでの感情優位に生きていた頃の小さな自分をさします。
笑み育カウンセリングの中では、インナーチャイルドはイコール<感情>って定義しています。
そう。
感情って、4歳児と同じレベルなの。
4歳児が常に自分の中にいるって捉えるとどうですか?
ちょうど我が家の娘が4歳児なのですが、
まだまだ、理屈は通用しません。
ごはん食べてないのに、お菓子を食べたがるし。
歩きたくないときは、テコでも動かない。
抱っこしてもらえるまで、床に這いつくばるし。
通じるようで通じない。笑
そんな4歳児に、
「静かにしなさい!」って言ったとしたら?
余計に騒ぎ出すでしょう。
「泣かないの!」って言えば?
余計に泣くでしょう。
「怒らないの!」って言ったものならば、
余計に暴れ出すことでしょう。
そんな4歳児がまだ、私たちの中にも生きているんです。
感情は4歳児なのに、子供を感情的に怒ってしまった自分に対して、「なんで怒っちゃうの?」「なんで優しくできないの?」「どうしてよそのお母さんみたいに育てられないの?」って、責めちゃう。
感情は4歳児だから、理責めにされたらどうなっちゃいます?
そう、駄々をこねて、拗ねます。
(4歳児は否定されることが大嫌い!笑)
それが、いつまでも自分を不機嫌なままにさせている理由です。
こんなことで怒らなくてもいい。。。
こんなことぐらいで落ち込まなくてもいい。。。
そう思っていても、怒ってしまう。落ち込んでしまう。
自分の理性ではなんともならないのは、相手が4歳児だからです。
いくら理性で感情を抑えようとしたり、なかったことにしようとしても無理なのです。
だって、4歳児だから。
抑圧すればするほど、爆発してしまいます。
だって、4歳児だから。
理屈じゃダメなのです。
4歳児だもーーーん。
通用しません。
それが、感情なのです。
見て!分かって!かまって!認めてーーーー!褒めてーーーーーー!!って、自分に関心を向けてもらおうと、一生懸命になるのが、4歳児。かまってもらえないと、拗ねたり、ぐずったりしちゃうのも4歳児。
感情も一緒です。関心を向けてもらいたい。
かまってもらえないと拗ねたり、駄々をこねちゃう。
不機嫌な自分の苛まれているのだとしたら、感情が拗ね散らかしているのです。
と、いうことは、私たちは4歳児の子育てをするように、自分の感情に愛情を注いでいく必要があるんです^^
自分がかまってちゃんで駄々っ子な4歳児だったとしたら
怒っている時、お母さんになんて声をかけて欲しいですか?
悲しんでいる時、お母さんにどうして接して欲しいですか?
大野はね、
怒れる時には、
「そうかそうか。怒れるんだね。嫌だったね。好きなだけ怒っていいよ。落ち着いたら、いい子、いい子してあげるからおいでね。」
そう優しく言ってほしい。
私が怒っていても、許してほしい。
悲しい時は、
「悲しいんだね。悲しい時は、泣いていいよ。ここにおいで。ぎゅっと抱きしめてあげるからね。」
そう安心させてほしい。
どんな自分だったとしても、温かく迎えて、愛されてるって実感をもらえて、気持ちが落ち着くまで見守ってほしい。
気持ちを代弁してもらえると分かってもらえた気がして、すごく安心する。
うちの4歳の娘も一緒です。
感情も一緒です。
あるがままの感情を受け止めて欲しがっている。
大人になった今、それをしてあげられるのは自分だけ^^
では、そんな感情と仲良くなる方法を実践してみましょう。
感情と仲良くする方法
日常の中で、不機嫌になったら、、、
①不機嫌の存在に気づいてあげる。
『私の中の4歳児ちゃん(かわいい名前をつけてあげてもいいですよ!)』に、まずは気づいてあげてください^^
不機嫌でいることが習慣化していると、自分が不快にさらされていることに気づかない方も多いのです。
②平気なフリはしない。我慢しない。
悲しかったり、不安だったりするのに、なかったことにしないであげてください。
「仕方ないよね。」ってことにしない。
子供も、怒ったり、泣いたりしているときに、「仕方ないでしょ」って言うと、余計怒ったり、泣いたりするものね^^
それと同じです。
そこに理屈は必要ありません^^
③その気持ちに寄り添ってあげる。
責めれば責めるほど、感情は拗ねてしまいます。
ただただ、そんな気持ちなんだね。と寄り添うことで、感情は安心します。
④感じきってあげる。
喜びも、悲しみも、恐れも、怒りも、自分の大切な感情の一部分です。
あっていいんです!
「すごくイライラしちゃうね。」
「怖かったね。」
「悲しかったね。」
「嫌だったね。」
「嬉しかったね。」
感じたままを、認めてあげてください。
感情は自分の存在を認められると安心します。^^
方法を実践するコツ。
何か方法を実践してみる時は、3週間は実践してみてくださいね^^
1週間でできませんでしたとか、無理でした。私にはやれませんとか、それはやったうちにはいりません^^
だって、もう30年も40年も生きていたら、それだけの自分の扱い方の習慣がついているのです。
感情=4歳児さんは、長いこと拗ね散らかしてグレちゃってるかもしれない。
そんな感情と仲直りするためには、根気強さがいります。
もう、自分を諦めない。そう決めて、誰よりも、自分が自分に寄り添うんだと決める。
継続したトレーニングがご機嫌になるコツです^^
習慣を変えるには、まずは3週間実践してみてくださいね。
そのサポートするのがカウンセラーのお仕事です^^