自分との関係

自己否定と自分へのダメ出しがやめられない人が読むブログ

自己否定とダメ出し

自己否定はやめられるのか

自己否定はしなくても良いんだよ。

今の自分を受け入れて、優しくしてあげていいんだよ。

と言われたりするけれど、自己否定って長い間自分の中に定着したクセなので、自動的に気づいたらやっています。

それも、何気なく、さりげなく、そつなく自然にやってしまうから、無自覚な場合も多いのです。

会話が、全て自己否定で成り立っている方もおられるくらいです。
本人には自覚がなくても自分が「ダメな人間だ」という前提で話しているとそうなってしまいます。

だから、思考だけを使って自己否定をやめよう!って決めても、まずムリです。

私たちは、自己否定を日常的に何気なくやるんだけど、致命傷を与えない程度にジワジワと責めているのです。

呼吸をするように。

呼吸を止めると苦しいでしょう?

だから、意識的に自己否定をやめようとすると苦しくなります。笑

なぜなら、生きていくためには自分を否定することが必要だったから。

自己否定を手に入れた理由

自己否定をやめたい!って強く思っている人ほど、自己否定に依存している可能性があります。

人ってね。本当にやりたくないことってやれないの。

やめたいのにやめれないってことは、嫌なはずなのに、自己否定することにめちゃくちゃメリットがあるはずなのです。

だから、自己否定していればよかったフィールドから、自己否定は良くない。もうやめたい。っていうフィールドに変化しているのだとしたら、自分にとってなぜ自己否定が必要だったのかを知ることから始めましょう。

 

自分がダメなんだってことにすることで、何かや誰かを守ろうとした過去が必ずあるはずなのです。

小さな頃、自分を傷つける方法でしか大切なものを守れなかった(と、思い込んできた)過去があるはずなの。

自己否定は大きくなってから手に入れた術ではありません。

まだ、社会や世の中の価値観や常識があやふやで、一人で生きていく力のない子どもだった頃に手に入れた戦略だったとしたら?

自己否定しなくては、生きていけないような現実を小さなあなたが見ていたとしたら?

その子どもの時代を生き抜くためには必要だった『自己否定』という戦略が大人になったあなたを苦しめているのだとしたら、やってみることは一つです。

 

一度、とことん自己否定をしきってみる。
やり尽くしてみる。

 

自己否定は、自己防衛能力です。

自分で自分を攻撃することで、最も恐れていることから自分を守っているのです。

だから、一度とことん、とことん責めきってみてる。

自分が、自分にどんな言葉を投げかけているのかを知るのです。

私の自己否定

大野も自分へのダメ出しがやめられなかったタイプ。

そんな私が、とことん自己否定をしてみた時に書き出した言葉をご紹介します。

『あなたはなんで優しくないの?

あなたはなんで、そんなに冷たい人間なの?

なんで、そんなに心ない人間なの?

なんで、面白みのない人間なの?

なんでかたずけできないの?

なんでちゃんとできないの?

なんで、なんで、なんで、そんな生き方しかできないの?

なんで、思う通りにできないの?

なんで、言うことを聞けないの?

なんであなたは、なんであなたは、なんであなたはそんなにダメなの?

なんで?なんで?なんで?そんなにダメなの?

だから、愛されないのよ。

そんな子はいらない。

あんたなんて、いらない。』

・・・・・

泣きながら書いて気づいたことは、

あぁ、お母さんの言葉だ。。。絶句

ってことでした。

なんで?なんで?なんで?って、もう母は私のそばに四六時中いなくって、一緒にいたとしても、もうそんなことは言わないのに、私は私の頭の中でずっと自分に責め続け、投げかけ続けていたのです。

私はずっと、いうことを聞かない子なんだと思っていたけれど、めちゃくちゃ言うこと聞いちゃってましたよね。笑

母の言葉を、後生大事に大人になっても自分に投げかけ続けていたのです。

それも、母の言葉を脚色してさらに否定感をクレードアップさせているではありませんか!

母から見捨てられないために、私は母以上に自分を責めることにしたのです。

小さな私には、この方法しか見つからなかった。

自分を自分で責めることが、一番簡単だったから。
その手段しか、持ち合わせていなかった。

そんな自分を見たとき、私は自己否定してきた自分を初めて愛おしく思いました。

自己否定は、自分を守るための必死の愛情表現だったのです。

 

あなたの自己否定は?

あなたはどんな言葉で、自分を攻め続けてきましたか?

それは、誰の、なんのためでしたか?

自己否定をせざるえ得なかったあなただけの理由があるはずなんです。

そしてもう、自己否定なんてしなくても生きていっていいんだということを自分に教えてあげよう。

「よく、こうやって自分を守ってきたね。」って、自分を抱きしめてあげよう。

本当に、よくやってきた。

 

自分を責めることを、人は0にはできません。

けれど、今が100だとしたら、まずは50にすることはなんてことありません^^

あとね、自己否定が強い人は自分のことが嫌いなのかといったらそうではないですからね!

なんなら、自分大好きですよ。

だって自己否定は、自分を自分で責めてまでも愛されたいっていう願いだし、常に自分を意識しすぎてるってことだから、自己愛満載♡

けど、その愛し方は自分を苦しめるから、自分の愛し方を変えるの^^

自己否定はあなたのことを愛している人のことも苦しめるから。

それにね、自己否定はすごくエネルギーを使います。自分を見張っていないといけないから神経を使うの。

何もしていないのに疲れやすいって感じていたら、自分へのダメ出しが減ると楽になるかもしれません^^

本日も、お読みいただきありがとうございます♡